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とやまアスリート(第1回) [[NPO富山スイミングクラブ東富山 竹田選手]]

東富山温水プールを拠点としている竹田渉瑚(たけだ しょうご)選手(北部高校1年)が8月に沖縄県で行われました全国高校総体1500m自由形で7、東京都で行われた全国ジュニアオリンピックカップ1500m自由形で3、今月千葉県で行われました国民体育大会400m自由形で5入賞を果たしました。そこで今後の活躍に期待が集まっている竹田選手に色々と聞いてみたいと思います。(インタビュアー:山口)

 

 写真中央が竹田選手

koramu4.JPG 山口:まずは、インターハイ・ジュニアオリンピック・国体と連続入賞おめでとうございます。その中でもインターハイが主要全国大会では初めての決勝だと聞いていますが、スタート台に立った時はどんな気持ちでしたか?

 

竹田:ランキング等で実力が出せれば決勝に残ることはある程度予測できていたのですが、本番で実力を出せるかということ、周囲の期待に応えられるかということ、そして県レベルとは全く違う雰囲気、特に水泳では全国大会での決勝レースは予選とは応援の迫力が全く違うのですが、そういったものが重なり、とにかく緊張はしていました。でもその後の、ジュニアオリンピックや国体では経験を積むことで、決勝でも落ち着いてレースを出来るようにはなっていきました。

 

山口:でも応援がどうこう思えるというのはそれなりに余裕があったのだと思います。プレッシャーには強いタイプなんですね。それで今回の入賞をきっかけに、自分自身や周囲の反応で変わったことはありましたか?急にみんな優しくなったとか、女性からモテるようになったとか?(笑)

 

竹田:そういうのはないですけれど(笑)今回全国大会で入賞したことで、負けられないという気持ちは以前より強くなりました。特にこれからはメダルがとれるかとれないかという勝負をしなくてはならないので、支えてくれたり応援してくれている人に対しても責任を負っているという感覚とはあります。あと周囲の反応としては、水泳の大会や合宿で少しずつではありますが、人に声をかけられたり、逆に自分から話したりするようにはなりました。

 

→水泳選手の練習道具(下画像)、左より、シュノーケル、ビート板、パドル、フィン(足ヒレ)。特にフィンに関しては平泳ぎの時にでもキックが打てるように短い物を使用する選手が多い。

 

komramu2.JPG山口:1500m自由形というのは競泳では最も長い距離で、持久力が必要な種目だと思うのですが、どのくらい練習を行っているのですか?(※競泳には50,100,200,400,1500mがある)

 

竹田:基本的には月曜以外は毎日練習で、平日1日と土日は2回練習をしています。(週9回練習)泳ぐ距離は1回で7,000m9,000mの間くらいです。

 

山口:さすがの練習量ですね。ちなみにトレーニングの中身についてもう少し詳しく教えてください。

 

 

 

竹田:練習は主に陸上トレーニングと水中トレーニングがあります。陸上トレーニングでは、腹筋、背筋等の体幹を鍛えるトレーニング、ストレッチポールを使ったバランスを整える運動、そしてチューブを使った補強などを中心に行っています。水中トレーニングでは、4種目(バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール)をバランスよく泳ぐことや、長距離選手なので良いフォームで長い距離を泳ぐトレーニングを中心に泳ぐトレーニングを行っています。あとは少し専門的ですが、心拍数を計測しながら、長距離選手なので心拍数を上げずに速く泳ぐトレーニングを行っています。

 

山口:特に水泳競技では陸上トレーニングが重要視されるようになりましたね。水泳だからといって、水中トレーニングばかりに目をやるのではなくて、陸上トレーニングも同じくらい力を入れたことが、ここ数年の水泳界のパフォーマンスの向上につながっていることは注目すべきことだと思います。ちなみに練習以外に食事もアスリートにとっては重要な部分ですが、食生活で気をつけている事はありますか?

 

竹田: 普段の生活ではとにかくたくさん食べることに注意しています。中学の3年くらいから少し身長も伸びてきましたが、まだまだ小さいし、体の線も細いので・・・。全国で活躍するためにも食べて体を大きくしなくてはと思っていますし、練習後は体重が23kg落ちているので、しっかりと食事を摂らないと、とてもじゃないですが練習についていけなくなります。コーチからは特に練習後、30分以内に栄養を取ることを指導されています。あとは、遠征に行ったときなど、外で食べることが多い時には、体調の崩しやすそうなもの、例えば生ものなんかは避けるようにしています。

 

→目標とする選手は2000年のシドニーオリンピックに、竹田選手と同種目の1500m自由形で出場した荒瀬洋太さん(現KNBアナウンサー)。昨年荒瀬選手の持つ富山県中学記録を破り、高校記録にも1年生ながらあと6秒にまで迫っている。

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山口:やはりたくさんの事に気を配っているのですね。練習後なるべく早く食事を取ることによって栄養素によっては吸収量が変わってきます。ですから食事もただ食べればよいというわけではないわけでなくて、バランスやタイミングがとても重要ですね。少し話題を変えたいと思いますが、これだけ練習していると、学校の勉強が大変だったり、友達と遊べなかったりすると思うのですが、そのあたりについてはどう捉えていますか?

 

竹田:それは確かにありますが、水泳は自分が好きで決めてやっていることなので、遊んだり出来ないことは、仕方がないことだと思っています。勉強も大変ですが、出来る限りでやっています。練習が終わるのが遅いので、それからご飯を食べて、お風呂に入って、始められるのは22時くらいからで、1時間から2時間くらいは頑張るようにしています。

 

山口:今の答えにも少し関連するかも知れませんが、水泳を続けてきて良かったなと思うことはどんなことですか?

 

竹田:全国の色んなところに行けたり、友達が出来たり、あとは多くの人から注目されることがとても嬉しいです。

 

山口:自分ががんばることがある、そしてそれが認められるということはとても幸せなことだと思います。それとは逆に水泳を辞めたいと思ったことはありますか?

 

竹田:中学3年の受験の時に、周りの人が受験勉強している時に、やはり自分もやらなくちゃいけないんじゃないかと、水泳していていいのかなと考えるようになって、それもあってか練習もつらく感じるようになって、辞めようかなと思ったことはありました。 

 

担当の坂本コーチとの信頼関係は深い。現在は10月20日より東京で行われますFINA(国際水泳連盟)競泳ワールドカップ東京大会に向けて練習中。

koramu3.JPG 

 

山口:続けて良かったですね。ちなみにスポーツをやっている中学3年生は大体同じ悩みを抱えているものなのですが、竹田選手はその時はどうやってその困難を乗り切りましたか?

 

竹田:コーチの存在がとても大きかったと思います。僕自身にもいろんな話を聞かせてくれましたし、両親に対しても粘り強く説得してもらえたことが、安心感や自分のやりたいことへの気づきにつながりました。

 

山口:良い指導者に出会えることはとても、トップを目指すには重要な要素だと思います。今後は、単にハードな練習をこなすだけでなく、人としての成長がとても重要になってくると思います。色々な経験を通じて、素晴らしいアスリートになってもらいたいと思いますが、今後の目標を聞かせてもらえますか?

 

竹田:日本代表になって海外で行われる国際大会に出場することが次の目標です。

 

山口:個人的にはオリンピック選手になることを期待してます。今日はどうもありがとうございました。

 

※竹田選手が所属しているのは、東富山温水プール並びに富山市民プールを拠点に活動しているNPO富山スイミングクラブです。NPO富山スイミングクラブでは、富山市体育協会と協力しながら、生まれる前(マタニティスイミング)から、初心者・高齢者向けのプログラム、アスリートの育成と、水に関わる様々なプログラムの提供を行っております。興味のある方はコチラをご覧ください。

 



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