知っているようで知らない言葉というのは結構あると思いますが、今日は特定保健指導について、当協会の指導員であり、富山市の特定保健指導にも携わっております、道間指導員にあれこれ聞いてみたいと思います。(インタビュアー:山口)
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山口:それではよろしくお願いします。早速ですが、言葉自体はよく耳にするのですが、「特定保健指導」というのは一体どのようなものなのですか?
道間:平成20年4月からメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した特定健診が開始されました。その健診結果から、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に、生活習慣を見直すサポートとして「特定保健指導」があります。
山口:なるほど。それで現場ではどのような指導を行われているのですか?
道間:特定保健指導での関わり方には、大きく分けて2つあります。「動機づけ支援」と「積極的支援」です。私たち体育協会職員が依頼を受けて主に関わるのは後者です。面接の中で運動習慣に関する相談に対応しています。今までの実技中心の内容とは違い「運動を頭で理解して頂く」ことがメインです。
山口:ただ体を動かすだけでなく、何故こんな動きをしているのか、どんな効果がでるのかを理解して運動することはとても重要なことだと思いますし、効果も違ってくると思います。ちなみに実際の指導での効果はどのくらいみられますか?
道間:意識が変わることによって、また、毎日少しずつの努力を積み重ねる事によって体重が減る方が多いです。高いハードル(目標)よりも、小さなハードルをいくつも越えていくようなやり方の方が達成感も得られ、継続しやすく効果も上がっているようです。
山口:まさにその通りだと思います。最終イメージがそのまま日々の目標になってしまい、あきらかな計画倒れで続かないというケースはとても多いです。ですから目標の設定というのは意外とみなさん簡単に決めてしまわれるのですが、実はとても重要な部分で、そここそ私たち指導員の腕の見せどころになってくるわけですね。
山口:少し切り口を変えますが、特定保健指導を受けている人も含め多くの人は、健康でありたいと思っていると思うのですが、健康でいる為に普段からどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

道間:先ほども述べましたが、「ちょっとした努力(工夫)」をするだけで良いのです。腹八分を心がける、近い場所なら歩いていく、駐車場は遠くに駐めるなど。「このくらいなら出来そう」と思うことをコツコツ積み重ねるねることですね。また、歩数計をつけるのも普段自分がどのくらいの活動量があるのかを知るための良いヒントになります。
山口:摂取カロリーを毎日記録するというのが少し前に流行りましたが、歩数計もそれと同じで、要は数字を毎日管理することで、自分の健康に対し意識するということがとても大切ということですね。ちなみに簡単に・・・というと少し抵抗を感じられるかも知れませんが、自宅でも取り組めるお勧めの運動はありますか?
道間:「運動」とは呼べないかもしれませんが「呼吸」はおすすめです。
「呼吸法」というといろいろなやり方があり、文章でお伝えするのは大変難しいのですが、一番簡単なのは下腹を意識する「腹式呼吸」です。鼻から息を吸い、おへその下あたりに空気をためる。口から細く長く(吸った時の倍の時間をかけて)吐き出します。
呼吸は場所を選びません。3~5分行うと良いと言われています。おすすめは寝る前です。布団に入ったときに行えば、心身ともにリラックスできて寝付きもよくなります。
山口:それはいいですね。私も早速今日からやってみようと思います。ところで道間指導員は2000年体育館で働いてらっしゃいますが、2000年体育館はどのような特徴をもった施設なのですか?
道間:2000年体育館は、2000年とやま国体の際、バスケットボールの会場として使用されました。今は地域の方々に利用頂いています。今年の4月からは「2000年スポーツクラブ」を設立しました。スクールは大人の方向け5教室、幼児向け2教室の計7教室開催しています。サークルでもご利用頂いており、ビーチボールやフレッシュテニス、卓球などで汗を流しておられます。
山口:今後も教室などが増えて、地域の方々の活動の中心となるような施設になって欲しいですね。やはり私たちはスポーツを通した、地域の活性化や生きがいづくりなどに取り組み、とやまを元気にしていきたいですね。ちなみに最近はどのような運動に注目してらっしゃいますか?
道間:身体を整える「コンディショニング」はおもしろいですね。
骨格や筋肉を本来あるべき(クセのない)状態にしてあげることで、合理的に動く、疲れ知らずの身体になります。「コンディショニング」という考え方は、アスリートから私たちのような一般市民にまで、全ての方に活かせる考え方です。より健康な身体を手に入れて頂きたいので、私の担当しているスクール「中高年ヘルシースポーツ」でも取り入れながら指導しています。
山口:私は以前アスリートの指導に携わっていましたが、ここ5年くらいでコンディショニングの考え方は急速に広がりました。実際に選手寿命が延びてきているのにも大きく関わりを持っていると言われています。道間指導員がすでに取り組んでおられるように、今後はアスリートのみならず一般の方にも広まるように活動していきたいですね。
道間:メタボ予防やコンディショニングなど、「自分の健康は自分で守る時代」になっています。そのためにぜひ富山市体協をご活用ください!
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